WebアプリでLocalStorageを採用した理由|ログイン不要で手軽に使える仕組みを選んだ話

Webアプリを作るときに悩んだことのひとつが、「データをどこに保存するか」という点でした。

一般的にはログイン機能を作り、サーバー側のデータベースに保存する方法が多いですが、今回はLocalStorageを採用しました。

この記事では、なぜLocalStorageを選んだのか、メリットとデメリット、そして利用者への注意事項について紹介します。

LocalStorageを採用した理由

今回のアプリでは、「思い立ったらすぐ使える」ことを大切にしたかったためです。

ログイン画面が表示されるだけで、

  • メールアドレスを登録する
  • パスワードを決める
  • ログイン状態を管理する

といった手間が増えてしまいます。

「ちょっと使いたいだけなのに登録が必要」という体験は、ユーザーにとってハードルが高くなることがあります。

そのため、ブラウザだけでデータを保存できるLocalStorageを採用しました。

ページを閉じても履歴が残るため、ログインしなくても継続して利用できるようになっています。

ログイン不要には安心感もある

もうひとつ理由があります。

個人的に、サービスへ登録するときに

「本当に情報は安全に管理されるのかな?」
「個人情報が漏れたりしないかな?」

と少し不安に感じることがあります。

もちろん、多くのサービスでは適切な管理がされていますが、「とりあえず試してみたい」という段階では、登録そのものを面倒に感じる人も少なくありません。

LocalStorageであれば、ユーザー情報をサーバーへ送信せず、ブラウザ内だけでデータを管理できます。

気軽に使い始められることは、大きなメリットだと考えました。

便利な反面、データが消える可能性もある

もちろん、LocalStorageにもデメリットがあります。

保存先はブラウザのため、

  • ブラウザのデータを削除した
  • キャッシュやサイトデータを消した
  • 別のブラウザや別の端末で開いた
  • プライベートブラウズを利用した

といった場合には、保存していたデータが失われることがあります。

サーバーへ保存しているわけではないため、開発者側で復元することはできません。

そのため、アプリ内でも注意書きを掲載しています

この仕様は便利な反面、利用者が知らずに使うと「データが消えた」と感じてしまう可能性があります。

そのため、アプリ内には

  • データはブラウザ内に保存されること
  • ブラウザデータを削除すると消える可能性があること
  • 必要なデータはバックアップしてほしいこと

などを説明した注意書きを掲載しています。

便利さだけを優先するのではなく、仕様によるリスクもきちんと伝えることは、開発者として大切なことだと考えています。

まとめ

LocalStorageを採用した一番の理由は、「誰でもすぐに使えるアプリにしたかったから」です。

ログインや会員登録を省略することで、思い立ったときにすぐ使える体験を実現できました。

一方で、ブラウザ保存にはデータ消失のリスクがあります。そのため、アプリ内では注意事項を掲載し、利用者が仕様を理解したうえで使えるよう配慮しています。

アプリ開発では、「どの技術を使うか」だけでなく、「ユーザーにどんな体験を提供したいか」を考えながら設計することが重要だと、今回あらためて感じました。

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