Webアプリを開発していると、自分では「これで大丈夫」と思っていても、実際に他の人に使ってもらうと意外な気付きがあります。
今回は、お薬タイマー(次に薬を服用できる時間を確認できるwebアプリ)を公開する前に操作を確認してもらい、そのフィードバックをもとに追加した機能について紹介します。

自分ではわかっているから気付けなかった
お薬タイマーは、自分で何度も使いながら開発していました。
そのため、
「ここを押せば次の画面に進む」
「このボタンを押すとタイマーが始まる」
という流れは、自分の中では当たり前になっていました。
開発者は何十回、何百回と同じ画面を見ているため、操作方法を自然に覚えてしまいます。
その状態で「使いやすい」と判断してしまうのは、実は少し危険なのだと感じました。
実際に使ってもらうと違う意見が出てきた
公開前に他の人へ操作をお願いしたところ、
「操作方法が少しわかりにくい」
という意見をいただきました。
開発者からすると簡単な操作でも、初めて利用する人から見ると、
- 何から始めればいいのかわからない
- どのボタンを押せばいいのかわからない
- アプリの使い方がイメージしづらい
と感じることがあったようです。
自分ではまったく気付かなかった部分だったので、とても参考になりました。
初回アクセス時に操作ガイドを表示するようにした
そこで、お薬タイマーでは初めてアクセスしたときだけ操作方法を表示する機能を追加しました。



最初に使い方を確認できることで、
- 最初の操作で迷いにくい
- アプリの流れを理解しやすい
- 不安なく使い始められる
ようになりました。
毎回表示されると邪魔になってしまうため、初回のみ表示する仕様にしています。
これなら、初めての人には丁寧に案内でき、慣れた人はスムーズに利用できます。
「知っている人」と「初めて使う人」は見ている景色が違う
今回あらためて感じたのは、開発者と利用者では見えているものが違うということです。
開発者は機能を知っている前提で画面を見ています。
一方、ユーザーは初めてその画面を見るため、
- どこを押せばいいのか
- 何ができるアプリなのか
- 次に何が起こるのか
がわからない状態からスタートします。
だからこそ、「自分ならわかる」という感覚だけで判断してはいけないのだと学びました。
ユーザーの声は改善のヒントになる
フィードバックをもらうと、「ここも直した方がいいかな」と考えるきっかけが増えます。
もちろん、すべての意見をそのまま取り入れるわけではありません。
ですが、複数の人が同じ場所で迷うのであれば、それはアプリ側を改善できるポイントかもしれません。
開発者一人では気付けないことを教えてくれるのが、実際に使ってくれるユーザーの存在です。
まとめ
今回、お薬タイマーでは「操作方法がわかりにくい」というフィードバックを受けて、初回アクセス時に操作ガイドを表示する機能を追加しました。
大きな機能追加ではありませんが、初めて使う人が安心して利用できるようになる、とても大切な改善だったと感じています。
アプリ開発では、新しい機能を増やすことに目が向きがちです。しかし、「迷わず使えること」も機能の一つです。
これからも実際に使ってくれる人の声を大切にしながら、少しずつ使いやすいアプリへ育てていきたいと思います。
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