AIでコードを書いてもらうことが当たり前になり、以前よりも短時間でWebアプリを作れるようになりました。
私自身も日々AIを活用していますが、使っていて感じるのは「コードを書いてもらうこと」と「コードを理解すること」は別の話ということです。
今回は、実際にAIと開発していて感じた「コードを読む難しさ」について書いてみます。
自分で書いたコードは意外と読みやすい
一から自分で作ったコードは、当然ですが自分の考え方で組み立てています。
「ここでこういう処理をした」
「この関数は○○のために作った」
という流れを覚えているため、数日後に見返しても比較的理解しやすく、修正もしやすいです。
命名規則やコードの書き方にも自分なりの癖があるので、どこを変更すればよいのか迷うことも少なくなります。
AIは動くコードを作るのが得意
一方で、AIは非常に短時間で完成度の高いコードを生成してくれます。
例えば、
- 思いついたアイデアを数分で形にできる
- 面倒な処理もまとめて実装してくれる
- エラー修正や機能追加も提案してくれる
など、開発スピードは以前とは比べものにならないほど向上しました。
「これを全部自分で書く」と考えると、AIには本当に助けられています。
でも、コードを読むのは簡単ではない
便利な反面、AIが生成したコードは理解するまでに時間がかかることがあります。
例えば、小さなアプリでも
- HTML
- CSS
- JavaScript
がすべて1つのファイルにまとめられていることがあります。
人間が後から編集することを考えると、
- HTML
- style.css
- script.js
のように分かれていた方が見やすく、管理もしやすいと感じます。
もちろんAIに分割してもらうこともできますが、最初の段階では一枚のHTMLとして出力されることも少なくありません。
JavaScriptは特に理解に時間がかかる
私自身、JavaScriptをすべて暗記してスラスラ書けるレベルではありません。
そのため、AIが100行、200行とコードを書いてくれると、
「この関数は何をしているんだろう?」
「この変数はどこで使われているの?」
「なぜこの処理が必要なんだろう?」
というように、一つひとつ確認しながら読み進めることになります。
処理の流れを追っていくだけでも意外と時間がかかるため、「AIが書いてくれたから一瞬で終わる」というわけではありません。
特にバグが発生したときは、コードを理解していないと原因を特定することが難しくなります。
AIを使うほど「読む力」が重要になる
AI時代になると、「コードを書く力」だけではなく、「コードを読む力」が以前より重要になっていると感じます。
AIは高速でコードを生成できますが、そのコードを採用するかどうかを判断するのは開発者です。
内容を理解せずにそのまま使ってしまうと、
- 思わぬ不具合につながる
- 修正時に時間がかかる
- 後から機能追加しづらくなる
といった問題が起こることもあります。
だからこそ、AIが生成したコードでも、「なぜこの処理なのか」を少しずつ理解することが大切だと思っています。
AIは先生ではなく、優秀な開発パートナー
AIを使い始めた頃は、「全部やってくれる魔法のツール」のように感じていました。
しかし実際には、AIはコードを書いてくれるパートナーであって、最終的に内容を理解し、判断するのは開発者です。
もちろん、自分だけでゼロから実装するよりも圧倒的に効率は良く、学習にも役立っています。
だからこそ私は、AIに任せられる部分は任せつつ、少しずつコードを読める範囲を広げることを意識しています。
AIを活用する時代だからこそ、「書く力」と同じくらい「読む力」を育てることが、長く開発を続けるためには大切なのだと感じています。