AIを使えば、驚くほど短時間でWebアプリを作れるようになりました。
私自身も毎日のようにAIを活用していますが、使い始めた頃と比べて考え方が変わったことがあります。
それは、「AIに全部任せるのは危険」ということです。
もちろん、AIは非常に優秀です。しかし、開発を続ける中で「丸投げにはデメリットも多い」と感じる場面が増えてきました。
今回は、その理由について書いてみます。
修正できなくなる
一番感じたのは、自分で修正できなくなることです。
AIが数百行のコードを書いてくれると、その場ではアプリが完成したように見えます。
しかし後日、
- ボタンを一つ追加したい
- レイアウトを少し変更したい
- 新しい機能を付けたい
と思っても、自分でコードを理解していなければ、どこを変更すればよいのかわかりません。
結局またAIへ依頼することになり、小さな修正でも毎回AIに頼る状態になってしまいます。
勉強にならない
AIにすべてを書いてもらうだけでは、自分の知識として身につきにくいと感じました。
コードをコピーして貼り付けるだけでは、
- なぜこの処理なのか
- この関数は何をしているのか
- 他の書き方はあるのか
といった部分を考える機会が少なくなります。
AIは答えをすぐに出してくれますが、そのまま使うだけでは、開発者として成長する機会も減ってしまいます。
最近は、AIにコードを書いてもらったあとに「なぜこの実装なのか」を質問しながら理解するようにしています。
知らない技術を選んでくることがある
AIは、こちらが普段使っている技術だけでなく、最適だと判断したライブラリやフレームワークを提案してくれることがあります。
これは便利な反面、
「聞いたこともないライブラリだった」
「勉強したことのない書き方になっていた」
ということも少なくありません。
確かに動くコードではありますが、内容を理解していないと、後から保守や機能追加をするときに苦労します。
新しい技術を学ぶきっかけになることもありますが、「動くからそのまま採用する」のではなく、自分が管理できるかどうかも考えるようになりました。
意図しない変更が入ることもある
AIは指示した内容以外も「改善」と判断して変更することがあります。
例えば、
- データの構造を変更する
- ファイル名を変える
- 関数名を変更する
- レイアウトを調整する
- 設定ファイルを書き換える
など、自分では依頼していない部分まで修正されることがあります。
結果として、別の機能が動かなくなったり、予想外の不具合が発生したりすることもありました。
そのため現在は、一度に大きな修正を依頼するのではなく、小さな単位で変更してもらい、その都度動作を確認するようにしています。
AIは間違えることもある
AIは非常に優秀ですが、常に正しいとは限りません。
実際には、
- 古い書き方を提案する
- 非推奨の実装を使う
- エラー処理が不足している
- 一部の条件を考慮できていない
といったケースもあります。
「AIが書いたから大丈夫」と思い込まず、自分でも内容を確認することが大切だと感じています。
AIは「代わりに考える人」ではなく「一緒に開発する人」
AIを使い始めた頃は、「全部作ってもらえば早い」と考えていました。
しかし今は、AIは自分の代わりに開発する存在ではなく、一緒に開発を進めるパートナーだと思っています。
設計を相談したり、コードを書いてもらったり、エラーの原因を探したりと、AIは非常に頼れる存在です。
一方で、最終的な判断やコードの理解は開発者自身が担う必要があります。
まとめ
AIを活用することで、以前では考えられないスピードでWebアプリを作れるようになりました。
しかし、便利だからといってすべてを任せてしまうと、
- 修正できなくなる
- 学習する機会が減る
- 理解していない技術が増える
- 意図しない変更に気づけない
といった問題につながることがあります。
私自身も試行錯誤を重ねる中で、「AIに書いてもらうこと」と「自分で理解すること」のバランスがとても大切だと感じるようになりました。
これからもAIの力は積極的に借りながら、「なぜこのコードなのか」を考える姿勢を忘れずに開発を続けていきたいと思っています。